Solr 導入事例:マピオン

株式会社マピオン様

会社概要

マピオンは、インターネット地図情報検索サイト『マピオン(http://www.mapion.co.jp)』 を活用した広告メディア事業、地図・位置情報を活用したビジネスソリューション事業、モバイルユーザーに向けた『マピオンモバイル』や『ケータイ国盗り合戦』などのコンシューマー事業を展開しています。

事例概要

マピオントップページからの検索をはじめ、全国900万件くらいのスポット検索や、住所検索、郵便番号検索等ほとんどの検索サービスにおいて、Solr を使った検索システムを導入。

Solr 導入背景

Q:検索を自社で開発しようと思った理由は何ですか?
店舗情報検索などでこれまで使用していた商用検索エンジンは、データが100万件以上になると性能が落ちるので困っていました。 SEO効果を狙うためにも、ページ数を大量に増やす必要があり、また電話帳のデータ900万件くらいの検索も実現したいと考えていました。 そこで新たに高速の検索エンジンを探すことになり、オープンソースのSolrを試す事になりました。

MySQLも利用していましたが、分散検索はできるものの並列処理ができないため、満足できるレスポンスタイムが得られなかったことが課題でした。それに比べてSolrは、データを複数のサーバに分散させ、並列処理ができるので、レスポンスタイムを早めることができるのでとても有用です。

Q:商用の検索エンジンの導入も検討しましたか? 
先述の店舗情報検索のほか、マピオンモバイルでも別の商用検索エンジンを利用していました。しかし保守費用が高額だったため保守契約の継続が難しく、実質、サービス自体の機能拡張ができなくなってしまっていました。 この商用検索エンジンは多機能だったのですが、弊社ではそのすべての機能を使っていたわけではないので、費用対効果を考えて、この製品の利用を中止しました。 これらの経験もふまえ、オープンソースで自社で開発できるなら、そのほうがいいと考えたのです。

Q:開発期間、人員は? 
コア部分の実装を二人が担当し、一か月の調査期間を含めても六か月くらいで開発しました。 開発はスムーズに進みましたが、サービス開始後のシステム負荷が想定以上となったため、サーバーを25台まで増強するといった試行錯誤はありました。 現在では、Solr バージョン 1.4.1でパフォーマンスが大幅に向上したこともあり、11台のサーバーで負荷分散し、安定使用できるようになっています。

導入効果

Q:Solrの最も良い点、導入してよかった点は?
第一に、開発者としては、オープンソースであるということはとても安心です。ソースコードが公開されているため、なにか問題が生じてもコードを分析し、問題の切り分けや修正ができます。 そして、Solrは他のオープンソースの検索エンジンと比べても、並列処理・ファセット・複雑な絞り込みやソートが可能といった点で圧倒的に多機能ですし、大量のデータ処理に断然優れています。 ファセット検索機能を追加しても体感処理速度がほとんど変わりません。また、とくに電話帳サービスのようにジャンルごとの件数を表示して絞り込んでいくといったUIは、Solrの機能なしには実現できなかったと思います。

Q: Solrの機能の中で今後使用してみたいものは?
検索キーワードを入れると、関連する文書の一覧を作ってくれる機能を、 ニュースやグルメ情報の口コミなどに反映させられたら面白いだろうなと思っています。

システム概要

Solr バージョン 1.4.1
ドキュメント数 電話帳:900万件
ニュースフィード:2万件
1文書のサイズ 数バイト〜2KB
フィールド数 103個
索引サイズ 電話帳:16GB
ニュースフィード:1GB超
検索処理速度 400qps
索引更新頻度 サービスによって、日次か週次で更新
Solr サーバー数 11台

構成図

マピオンシステム構成図

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